インド最古の文献 ヴェーダは、その見方や捉え方が違う6つの学派を持ちます。
ちなみにNyayaはロジック/論理学、Vaiseshikaはメタフィジック/基本原理、SamkhyaはYogaの理論的側面でYogaは実践的側面。
いずれもプルシャとプラクルティに基づく哲学です。
Mimamsaは儀式、VedantaはAdvaitaとVisistadvaitaとDvaitaがあるってことで、それ以上のコンセプトは知りません。
ここで押さえておきたいことが、ヨーガ哲学としては一元論とか二元論とか言及していません。
プルシャとプラクルティの哲学であって、それ以上の思想は個人の自由です。
とはいえ一元論や二元論に興味をお持ちなら、ヴェーダーンタをきちんと(先生について)学ばれるならかなり満足のいく理解ができると思います。
逆にその思想でヨーガ哲学に臨まれても満足できないかもしれませんので、明確に違いを説明いたしました。
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クリシュナマチャリヤ師は6派すべてを修得していて、すべての見方で説明できたそう。
かつ、それぞれの盲点を指摘できたからこそ、違う学派の学者ともディベートできたそうです。
うちが一番!ってことじゃなく、そもそも見方が違うって話です。
世界的によく見られる傾向は、ヨガに興味を持って→もっと知りたくなってインドに渡って→ヴェーダーンタを学んでくる。
なぜならヴェーダーンタをきちんと教われる場所はあるけれど、ヴェーダとしてのピュアなヨーガを教われる場所はないに等しいからです。
注)ヴェーダ以外(宗教)でのピュアなヨガを学べる場所はあるかもしれません
ちなみに、ヴェーダーンタの哲学とヨガの実践を合わせたものがピュアなヨガだという意見を聞いたのですが、どう思いますか?
個人的にそれは、ヴェーダとしてのピュアなヴェーダーンタでもピュアなヨーガでもないと思います。
なぜなら、ヴェーダーンタにヨガの実践は必須とされていません。
また、当然ながらヨーガには独自の哲学があるので、ヴェーダーンタの哲学は必要じゃないです。
あえて分かれているものをミックスしないで、それぞれを尊重してほしいと思ってます。
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クリシュナマチャリヤ師の伝統では、ヨガの分類はシンプル。
ただただ、ヴェーダかそれ以外かの二択のみ。
師はヴェーダに含まれるヨーガ派パタンジャリチーム。
同じヴェーダを見ているヴェーダーンタとヨーガでは見方や捉え方が若干違うってことをお伝えしました😊😊