スヴァーディヤーヤは経典による学びという意味です。
さらに補足するなら、本を読んでお勉強することではなく先生から学ぶことをさします。
そのことからの内観/内省を含めてスヴァーディヤーヤといいます。
スヴァーディヤーヤのプロセスは
- Shravana / シュラヴァナ:to hear / 聴くこと
- Manana / マナナ:to reflect / 熟考すること → 疑問があったら先生に聞く
- Nididhyasana / ニデッディヤーサナ:to meditate / 没頭すること
本をどれだけ読んでいてもスヴァーディヤーヤにならないのは、2.のステップがないからなのです。
また、ヨガ哲学をかじった方はニヤマのひとつだとピンくるかもしれません。
そして、クリヤーヨーガのプロセスを思い出したりするかもしれませんね。
クリヤーヨーガのプロセスは
- Tapa / タパ:austerity, purification through heat, self-discipline
- Svadhyaya / スヴァーディヤーヤ:study of texts, self-study
- Isvarapranidhana / イーシュヴァラプラニダーナ:devotion, surrender
スヴァーディヤーヤの前には、タパが求められていることがポイントです。
マインドがクリアでなければ、どんなにお勉強しても受け取る土台ができていないことになります。
このようにスヴァーディヤーヤは奥深く、ヨーガ哲学ではいつもマインドのクリアさが問われます。
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プラヴァチャナは、学んだことを(知りたいと思ってる人に)伝えること。
そのことで、またスヴァディヤーヤが深まります。
いわば、教えることは学ぶことなのです。
こういったこと(プラヴァチャナさせてもらってる)から、ヴェーダーンタを伝える先生は生徒から授業料をとらない場合が多いのです。
その代わりに、これがまた難しいところではあるのですが生徒はダクシナ(尊敬や感謝の気持ち)としてお金を包んだりするようです。
一方のヨーガにもアパリグラハという考え方があって、クリシュナマチャリヤ師の伝統では受けるに値する以上の財産を受け取らないことと説明しています。
このことを私は、自分の欲望のために生徒を利用しないことだと捉えています。
話がそれましたが、、
スワーディヤーヤとプラバチャナというヴェーダにおける学びのプロセスについてでした☺️☺️