インド哲学(Visnu Purāna)がいうところの、苦しみは3つ。
1つめは、じぶん自身が原因になる苦しみ。
強い欲望・怒り・強欲さ・思い込み・傲慢さ・嫉妬 etc.マインド(思考)の汚れが、病気の元だったりトラブルの元になるもの。
これを回避するためには、ヨガだったらヨガのポーズとか呼吸法とかしてマインドの汚れをクリアにすること。
2つめは、動物・鳥・人・幽霊・蛇・アスラ(魔族)・水の中に住む動物 etc.じぶん以外のものが原因になるもの。
これを回避するためには、ヨガ哲学でいうならヤマとニヤマ。
これらって道徳の授業みたいな内容だから、きれいごと?とか思っちゃうけれど、いえいえ、じぶん自身を守るための実践なんだって。
3つめは、寒さ・暑さ・雨・水・雷 などの自然が引き起こすもの。
これは、回避できない。
特に縄文時代あたりなら祈るしかない、しょうがない。
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ヨガは幸せになるためにするものではなく、苦しみを避けるためにするもの。
シャンティは「自分の幸せを祈り、他人の幸せを祈り、世界の幸せを祈る」だと主語が違うんです。
じぶんの平安ありきで、じぶんの心からの満足ありきで、それらの純度が増すごとにじぶんと他人の区別がなくなってくるもの。
だって、人は人との関わりが平安や満足の基礎だから。
自分だけの平安や、自分だけの満足など一時的なものに過ぎない。
そんな人々が世界を作っているのだから、ひいては世界も平安になる。
そんなことが叶った時代があるのか、あったとしたらいつだったのか分からないけれど。
でも、その第一歩は私たち次第だと思ってます☺️