ヨガは大きく分けて①ヴェーダのヨーガ哲学か、②ヴェーダのヴェーダーンタ哲学によるヨガか、③ヴェーダ以外のヨガ(宗教)かに分類される前提から、①の目線で解説したいと思います。
結論を申し上げると、①のヨガについては一元論も不二一元論も二元論もなく、個人の思想や信念であって、ヨーガ哲学ではそれを問いません。
クリシュナマチャリヤ師はDvaitaでしたので、どちらかというと我が伝統は二元論寄りだとも感じます。少なくとも一元論的な解釈を強制しません。
インドの伝統的な見分けとして、Dvaitaは額の中心に縦線が入ったアルファベットのU (足の裏を意味する)を描き、Advaitaは額に横線を描くそうです。
クリシュナマチャリヤ師は前者、パタビジョイス先生は後者となります。
本来の趣旨とは異なりますが、ヴェーダのヨーガ哲学はプルシャとプラクルティというふたつの概念をベースにした哲学であり、そういった意味で二元論ととれなくもありません。
②は基本的に一元論または不二一元論の思想を持つのだと思いますが、ヴェーダのヴェーダーンタ哲学はAdvaitaとVisistadvaitaとDvaitaの思想を持つと聞いていますので、先生の系統で違うのでしょう。
③に至っては、当然ながら一元論となるのだと思ってます。
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共通して言えることは、きちんと伝統を持つ先生から直接学ぶことをおすすめします。
そうでないと決して理解することができないのは、単純に一元二元と語れないものだからで、バックグラウンドを知ることが要求されるからです。
インド哲学は広く深い知識です。
簡単に理解できるものではないので、まずは分類を認識いただきたくまとめてみました😊😊