変化を避けたく思うのは、結果がわからないことよりも
今、とりあえず我慢できている状況を選択したい気持ちがあるからだったりしますよね。
とはいえ我慢することによって、さらに状況が悪くなって
あまりに状況が悪くなると、もう自分ではどうすることもできなくなってしまうもので、その段階は危険をはらんだりもします。
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確かに選択しなかった未来は知る由がないもので、今より良くなったかもしれないけれど悪くなったかもしれないから不安になるんですよね。
それでも自分の意思で選択して行動した人は、結果がどうあれ納得されていることが多いんです。
かといって、重要なことであればあるほど変化を避けたくなるのは、よく考えた方がいいからなのであって
とにかくも行動すべきとアドバイスしたいわけでもありません。
何しろ私が20代では考えなしに行動するタイプで、後悔こそしてないけれど英断だったわけではないことが山ほどあるからなんです。
大切なことは時間をかけて熟考して、熟考はメディテーションだから準備が必要で
その準備となるのが、最低20分ぐらい行うきちんとした呼吸法なんです。
きちんとした呼吸法によって内側の光を覆っている「無知」というカバーが外されるとインドの古典(ヨーガスートラやバガヴァッドギーター)でも示されています。
内側の光は「知」で、それは本当の本質的な自分を理解すること。
それって、何か重要な決断をする時に求められることですよね。
注意としては、ヨーガ学派のきちんとした呼吸法は「呼吸に意識を向けて、違うことを考えていることに気がついたら呼吸に意識を戻す」という種類のことではなく
- 何秒で息を吸って何秒で息を吐くのかコントロールしてる
- それを何回行っているのかを数えている
- どういう呼吸の状態(滑らかさや穏やかさetc.)なのかを観察してる
ことを指すので、コツがあって技術があります。
その説明はこちら↓
私は5秒で吸って15秒で吐く呼吸の長さを、朝と寝る前に20呼吸ずつ行っていて
技術的なことでは、朝はヴィローマウッジャイで夜はアヌローマウッジャイの呼吸法をしてます。
こうして呼吸に意識を向けることが自然になると、別のことを考えてしまうようなら呼吸法を中止して
マントラチャンティングや体を使った呼吸の練習に変更します。
ヨガのポーズは体の巡りを考慮して、1日のうち数分取り入れたりもしますが
私の年齢的にも、基本は呼吸法の実践に時間を割くようにしてます。
プラクティカルな話になってしまいましたが、ヨガは私たちのマインド(思考や感情や気分)のアップダウンを穏やかにすることを目的にしていて
そのことで自分にとって納得できる選択をして行動することがでるようになって
ひいては満足できる人生へと導くための哲学なんです。
そのための解決策が日々の呼吸瞑想で、そこからさらに探究するための本格瞑想へと続くんです。
呼吸は一生ものですから、是非ともスキルを身につけましょうね🌈✨