クリシュナマチャリヤ師が示すヨガの分類は
- ヴェーダ
- 宗教
でしたが、ヨガがインドから外に出た現代では
それだけでは説明できないですよね。
での、私の認識は
- ヴェーダ:ヨーガ学派
- ヴェーダ:ヴェーダーンタ学派の捉えるヨガ
- 宗教:プラパッティ・ヨーガ
- アーシュラム系:ハタ・ヨーガ
- それ以外 (インド国外で発展)
だと思ってるんですね。
1はクリシュナマチャリヤ師の伝統以外に、ちょっと聞いたことがない。
2はシヴァナンダヨガや、大半のヨガスートラの解釈。
3と4は、私には違いがよくわからなくて
4は2である場合もあるのかな。
つまり、インドにヨガ修行とかは
2か4がほとんどな印象。
この辺も、インドのマサラ文化も含めてヨガが好きなのかどうかによると思ってる。
私の場合には、なるべくインドに行かずに学びたいと思ったから、最初は北米を視野に入れていたんだけれど
その時に会った先生から、日本からはインドの方が近いんだからインドに行った方がいいと言われて
半年後にマントラのティーチャートレーニングコースがあるタイミングだったこともあって参加を決意。
そこからパンデミック前までは定期的に渡印してたわけなんだけれどね
その中で、マサラ的インドに惹かれてた時期もあったけれど
そういったオリエンタルかぶれでもなく
逆輸入的なウェスタナイズ(西洋化)されたヨガでもなく
「日本人」として普遍的な知恵を取り入れたい方向性で、真摯に向き合ってきたつもりでいるんだよね。
・・・
での、①ヴェーダーンタ学派と②ヨーガ学派の違いといえば
②は言わずもがな、ヨーガスートラを経典とする学派。
①の経典はブラフマスートラで
ウパニシャッドとバガヴァッドギーターも大切にされている。
バガヴァッドギーターで「ヨーガ」という言葉が使われているから、ヨガの経典と勘違いされているけれど
ギーターで使われているヨーガというサンスクリット語の意味は
Upayam:目的に到達するための手段
が近いかなと思ってる。
つまり、ギーターで出てくる
- カルマ・ヨーガ
- バクティ・ヨーガ
- ギャーナ(ニャーナ)・ヨーガ
という言葉は、モークシャというゴールに到達するための手段として「ヨーガ」という言葉が使われているんです。
モークシャについては割愛しますね。
ちなみに、ヨーガスートラの指す「ヨーガ」は
Yujir Yoga:統合すること、融合すること、ひとつにすること
であり
Yuja Samadhau:マインドをクリアにすること、マインドに静かにすること
なんです。
統合するって何と?っていうのは、深い場所の自分自身です。
それって潜在力や可能性なわけで
そんなことからも、ヨーガ学派の目的は
マインドケアでありセルフエンパワーメントなんです💝
・・・
長くなっちゃったけれど、哲学と言っても
- どういう目的なのか
- どの系統なのか
- どの経典をリファレンスしてるのか
によるから、その辺がここからの10年で成熟していくよねっていうお話をしてみました。
間違いとか正しいとかじゃなく、ソースを辿っていくと見えてくるものがあるから
それはやっぱり探究なわけで、その過程を楽しんだらいいですよね!
皆さんはどうお考えになりましたか?
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